![]() 液圧式に補助されるクラッチが設けられた自動トランスミッション及び自動トランスミッションを作動させる方法
专利摘要:
互いに駆動結合及び/又は切断されることができる入力軸(8)及び出力軸(6)を有する、液圧によって補助されるクラッチ(10)が設けられており、かつ、少なくとも媒体貯蔵部(100)と、ポンプと、クラッチを冷却するために該クラッチ(10)に作動媒体の流れを供給するための液圧通路(110)とを有する液圧制御システムが設けられている、自動車のための連続可変トランスミッション等の自動トランスミッションを作動させる方法。本発明によれば、クラッチ(10)が完全に閉じられて該クラッチの入力軸(8)と出力軸(6)とが互いに堅く、すなわち入力軸と出力軸との間に回転速度の差若しくはクラッチの滑りが存在せずに、駆動結合された場合、クラッチ(10)への冷媒の流れが中断される。 公开号:JP2011508169A 申请号:JP2010540603 申请日:2008-11-25 公开日:2011-03-10 发明作者:ヨハネス;マリア;ファン;ヴェイク ウィルヘルムス;マリア;アントニウス;ファン;デル;スライス フランシス 申请人:ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツングRobert Bosch Gmbh; IPC主号:F16H63-46
专利说明:
[0001] 本発明は、特に乗員を運搬するための自動車の駆動系統において使用される連続可変トランスミッション等の自動トランスミッションの液圧補助式クラッチ、特にムービングオフクラッチに関する。この形式の自動トランスミッションは、例えば欧州特許出願公開第0109001号明細書及び先行出版物ではないオランダ国特許出願公開第1032577号明細書から一般的に公知である。] [0002] 公知の自動トランスミッションは、トランスミッションのクラッチを用いて選択的に互いに駆動結合されかつ/又は切断されることができる入力軸及び出力軸を有している。公知のクラッチにはこの場合少なくとも1対の回転可能なクラッチエレメントが設けられており、これらのクラッチエレメントは、クラッチの圧力チャンバに加えられる液圧によって互いに押し付けられることができ、これにより、摩擦力によってクラッチエレメントの間でトルクが伝達されることができる。伝達可能な最大トルクはこの場合、前記液圧のレベル若しくはクラッチ圧力によって決定され、調節されることができる。概して、クラッチにはさらに、クラッチ圧力が低下した場合にクラッチエレメントを互いから離反させる、すなわち、トランスミッションの入力軸と出力軸との間の駆動を再び切断する、ばねが設けられている。] [0003] クラッチが閉じている間、クラッチエレメントは、互いに異なる速度で回転する、つまりクラッチエレメントは互いに対して滑る。このクラッチの滑りと、クラッチエレメントの間でトルクを伝達するために加えられる摩擦力との結果、クラッチに熱が発生する。自動トランスミッションを備えた中型の乗用車のフルスロットルでの加速の場合、発生する熱の量はかなり大きくなることがある。ある状況において、これは、クラッチエレメント又は液圧媒体の過熱又は望ましくない劣化等の問題を生じることがあるが、その結果、少なくともクラッチの適用の領域は、最大エンジン比出力に制限されている。] [0004] この問題及び/又はこの制限に対する公知の解決手段は、クラッチを能動的に冷却することである。このために、液圧媒体は、前記クラッチ圧力を生じるためだけでなく、クラッチエレメントに沿って又は少なくともクラッチエレメントの近くを流れることによって冷媒としても使用される。このために、クラッチは、ポンプとクラッチエレメントとの間に液圧媒体を循環させるためのオイル通路の系統又は同様のものに接続されている。循環系統はこの場合(周囲)空気によって液圧媒体を冷却するための熱交換器を有していてよい。] [0005] 本発明の目的は、公知の循環系統を改良すること、特に公知の循環系統の効率を高めることである。このために、本発明は、請求項1に記載の方法を提供し、この方法によれば、ポンプとクラッチエレメントとの間の液圧媒体の流れは、クラッチが閉じられた後、すなわちクラッチ圧力が、クラッチの滑りが生じないレベル又は少なくともクラッチの著しい滑りが生じないレベルに達した後、中断される。] [0006] 本発明による方法は、閉じられたクラッチが不必要に冷却されないので、これは、循環系統、ひいてはトランスミッション全体の効率を高める。] [0007] 本発明によれば、クラッチが切断しているならば、すなわちクラッチ圧力によってクラッチエレメントに加えられるいわゆる閉鎖力が、前記ばねによってクラッチエレメントに加えられるばね力よりも小さいならば、例えばクラッチ圧力が周囲圧力と等しい場合、ポンプとクラッチエレメントとの間の液圧媒体の流れを中断することがさらに可能である。この方法によって、クラッチは、完全に切断されている場合にも、すなわち摩擦熱が全く生じないか又は少なくとも大きな摩擦熱が生じない場合にも、不必要に冷却されない。本発明による方法の別の変化態様において、ポンプとクラッチエレメントとの間の液圧媒体の流れ、すなわち、単位時間ごとに供給される液圧媒体の体積は、クラッチ圧力とクラッチ滑りとの積に関して設定される。好適には、この媒体の流れは、その積に比例する、特に正比例する。] [0008] ここで本発明を、図面を参照して例としてさらに詳細に説明する。] 図面の簡単な説明 [0009] 駆動ベルトと、プーリと、クラッチとを備えた公知の連続可変トランスミッションの液圧式制御システムを概略的に示す図である。 図1と同様に本発明によるトランスミッションの第1の例を示す図である。 本発明によるトランスミッションの第2の例を示す図である。 本発明によるトランスミッションの第3の例を示す図である。 本発明によるトランスミッションの第4の例を示す図である。] 図1 [0010] 図1は、例えば乗用車の駆動機構において使用されているような公知の連続可変トランスミッションの中央部分を極めて概略的に示している。トランスミッションは概して自体公知であり、それぞれ2つのプーリディスク4及び5を有する一次プーリ1及び二次プーリ2と、プーリディスクの間に収容された駆動ベルト(図示せず)とを有している。プーリディスク4及び5は円錐形であり、プーリ1,2の少なくとも一方のディスク4は、ディスク4及び5が取り付けられている個々のプーリ軸6,7上で軸方向に移動可能である。トランスミッションの作動時、駆動ベルトは、個々の移動可能なディスク4に加えられる液圧P1,P2によって2つのプーリ1及び2のディスク4及び5の間に締め付けられる。プーリ圧力P1及びP2のレベルはこの場合、一方ではトランスミッションの変速比を、他方では個々のプーリ1,2と駆動ベルトとの間で伝達されることができる最大トルクを決定する。] 図1 [0011] トランスミッションは、トランスミッションの入力軸8をプーリ軸6に選択的に接続及び/又は切断するためのクラッチ10を有している。このために、クラッチ10には、入力軸8に相対回動不能に結合された第1のクラッチエレメント11と、プーリ軸6に相対回動不能に結合された第2のクラッチエレメント12とが設けられている。少なくとも一方のクラッチエレメント、この場合第1のクラッチエレメント11は軸方向に移動可能であるので、第1のクラッチエレメントは、クラッチ10の作動手段13及び14によって第2のクラッチエレメント12と選択的に摩擦接触させられることができる。例示された実施形態において、作動手段13及び14は、液圧クラッチ圧力PKが加えられることができる圧力チャンバ13を有しており、前記液圧クラッチ圧力PKは、第1のクラッチエレメント11に作用し、第2のクラッチエレメント12に向かって作用する力、すなわちクラッチ10を閉じることができる力を加える。作動手段13及び14は、さらに、低い(低すぎる)クラッチ圧力PKが加えられるか又はクラッチ圧力PKが全く加えられない場合にクラッチ10を切断させる及び/又は切断させておくためのばね14を有している。] [0012] 前記プーリ圧力P1,P2及びクラッチ圧力PKを所望のレベルに調節することができるために、トランスミッションには液圧制御システムが設けられている。液圧制御システムはこの場合、媒体貯蔵部100と、媒体貯蔵部100から制御システムの別の部分への液圧媒体の流れを強制するためのポンプ101と、前記プーリ圧力P1及びP2を別個に調節するための少なくとも2つの制御弁102及び103と、前記クラッチ圧力PKを調節するための制御弁104とを有している。] [0013] これに関して、先行出版物ではないオランダ国特許出願公開第1032577号明細書から、ポンプ101を二重で、すなわち2つの並列のポンプユニット101a及び101bとして提供することが知られており、そのうち第1のポンプユニット101aは、少なくとも、入力軸8によって機械的に駆動される第2のポンプユニット101bによって供給される液圧媒体の流れが制御システムの個々の機能を提供するのに十分であるならば、切断されることができる。この場合、例示された例における前記切断は、第1のポンプユニット101aを短絡することによって、すなわち第1のポンプユニットの出口若しくは排出側21を、直接に入口又は吸入側22及び/又は媒体貯蔵部100に接続することによって行われ、このために、ポンプ流量制御弁105及び戻止め弁115が設けられている。] [0014] 好適には、必ずというわけではないが、個々の制御弁102,103,104は、電子制御ユニットによって電子形式で、少なくとも間接的に作動される。ポンプ流量制御弁105も電子式に作動されることができるが、オランダ国特許出願公開第1032577号明細書の図1に示され、詳細に説明されているように、2つのプーリ圧力制御弁102,103の下流における圧力レベルPSの作用によって液圧によりこの弁105を作動することが有利には可能である。] 図1 [0015] トランスミッションの液圧制御システムは、さらに、クラッチを冷却するためにクラッチに液圧媒体を供給するための導管110、すなわち通路を有している。冷却導管110が供給される圧力に応じて、冷却導管に、媒体の流れ、すなわち冷媒の流れを制御するためにいわゆる液圧制限部111を設けることができる。冷却ダクト110はこの場合、冷媒が前記クラッチエレメント11,12に沿って又は少なくともクラッチエレメント11,12の近くを流れるように設計されている。] [0016] 図1に示された制御システムの配列の欠点は、冷媒の流れを介してエネルギが損失されるということであり、この損失は、冷媒の流れにおける圧力降下に冷媒の大きさ(magnitude)を乗じたものに等しく、これに対して、本発明による冷媒の流れは部分的に余剰(partly superfluous)である。本発明によれば、公知のトランスミッションの効率は、クラッチが閉じられた後、すなわちクラッチ圧力PKが、クラッチの滑りが生じないレベルに達した後、前記冷媒の流れを中断することによって、高められることができる。本発明によるこの方法は、閉じられたクラッチ10が不必要に冷却されないという利点を有しており、このことは、液圧制御システムの効率、ひいてはトランスミッション全体の効率を高める。] 図1 [0017] 図2は、本発明によるトランスミッションの第1の実施形態を示しており、このトランスミッションによって、前記方法を実施することができる。図2に示された本発明による液圧制御システムは、冷却導管110に切換え弁112が付け加えられている点を除いて、公知の制御システムにほぼ対応しており、前記切換え弁112によって、冷却導管110、ひいては前記冷媒の流れを中断することができる。例示された実施形態において、切換え弁112は、一般的に知られている弁制御手段113によって、適切に選択された入力信号Sに従って電子式に制御される。しかしながら、切換え弁112に液圧式弁制御手段及び/又は機械式弁制御手段を設けることも同様に可能である。弁制御手段113はこの場合、クラッチ10が閉じられているかどうかに基づいて又は少なくともこれに関して、切換え弁112を作動させる。少なくともクラッチ10が完全に閉じられているならば、すなわち少なくともクラッチ10の前記クラッチエレメント11,12の個々の回転速度が全く等しくかつゼロよりも大きいならば、制御手段113は切換え弁112を閉鎖し、ひいては冷媒の流れを中断する。] 図2 [0018] 本発明によれば、クラッチ10が完全に切断された場合、すなわちクラッチエレメント11,12にクラッチ圧力PKによって加えられる力が、ばね14によってクラッチエレメントに加えられる力よりも小さい場合にも、切換え弁112が閉鎖されかつ/又は前記冷媒の流れが中断されるように、弁制御手段113を設計することも可能である。特に、切換え弁112を公知の比例制御弁として設計し、この場合、例えば、クラッチ圧力PKと、クラッチの滑り、すなわち前記クラッチエレメント11,12の回転速度の差とから導き出されることができるような、クラッチ10において発生される摩擦熱に比例して徐々に切換え弁112を弁制御手段13が切断及び/又は閉鎖するようにこの弁制御手段13を設計することが、本発明によれば可能及び有利である。] [0019] 図3は、トランスミッションの第2の実施形態を示しており、この第2の実施形態によって本発明による方法を実施することができる。本発明の適用において、公知の制御システムにおいて既に設けられているエレメントが特に有利な形式で使用されている。特に、ポンプ流量制御弁105は、冷却導管110を直接に、すなわち(制御)弁を備えずに第1のポンプユニット101aの排出側21に接続することによって前記冷媒の流れを中断するために使用されており、制限部又は同様のものがその間に配置されている。なぜならば、この第1のポンプユニット101aは、トランスミッションが使用されている車両の比較的高い速度において、すなわち車両の初期加速の間にクラッチ10が閉鎖された後に、切断及び/又は中断されるからである。すなわち、この第2の実施形態においては、クラッチ10への冷媒の流れも、初期加速の間にクラッチ10が閉鎖された後に切断される。] 図3 [0020] 本発明によるトランスミッションの第1の実施形態と比較して、本発明による第2の実施形態は、冷媒流れの意図された中断のために、図2の切換え弁112及び弁制御手段113等の付加的な弁及び関連する制御手段が必要とされないという利点を有する。しかしながら、ある極めて特定の作動条件において、前記第2の実施形態においては、第1のポンプユニット101a、ひいては前記冷媒流れが、クラッチ10がまだ完全に閉じられていない時に既に切断される可能性がある。これは、クラッチ10にさらに過熱を生じるおそれがある。このような特定の作動条件は、特に、車両の急加速の最終段階であり、この段階においては、トランスミッションが使用されかつ液圧媒体の所要の圧力が実際には比較的高いが、入力軸8が高速である結果、原理的には、第1のポンプユニット101aを切断することができるために利用可能な十分な液圧媒体が存在する。] 図2 [0021] 本発明によれば、この起こり得る欠点は、この例では二次プーリ2の二次プーリ圧力P2に関連する、制御システムにおいて生じる最も高い圧力のためのポンプ流量制御弁105におけるいわゆる圧力フィードバック手段106によって単純に排除されることができる。点線106によって図3に示されているような圧力フィードバック手段106は以下のように設計されている。つまり、第1のポンプユニット101a、ひいては前記冷媒流れが、前記プーリ圧力P2の比較的高い値において、少なくとも、2つのプーリ圧力制御弁102,103の下流の前記圧力レベルPSのより高い値においてのみ、すなわち入力軸8のより高い速度においてのみ、切断及び/又は中断されない。] 図3 [0022] 図4は、前記圧力フィードバック手段106のための択一例である、トランスミッションの第3の実施形態を示している。図4に示されている制御システムの配置は、偶然にも図3に示された配置とほとんど同じである。しかしながら、図4において、制御システムには、前記電子制御ユニットの故障の際に個々の制御弁102,103,104の作動を引き継ぐいわゆる故障時安全機能も設けられている。有利には、故障時安全機能は、単純な設計であり、電気的励起(electrical excitation)を備えた少なくとも1つの切換え弁107を有している。この切換え弁は、個々の制御ライン108を介して別個の制御弁102,103,104に、2つのプーリ圧力制御弁102,103の下流の前記圧力レベルPSをフィードバックすることによって、前記励起が損失された場合に、制御弁102,103,104の液圧式作動を生ぜしめる。この場合、クラッチ10が再び徐々に開閉されることができるように、クラッチ圧力制御弁104の制御ライン108には別の制御手段114、この例では単純な液圧制限部114が設けられている。] 図3 図4 [0023] 本発明によれば、故障時安全機能は、制御ライン109をも有しており、この制御ライン109によって前記圧力レベルPSが、2つのプーリ圧力制御弁102,103の下流におけるポンプ流量制御弁105にフィードバックされる。あらゆる場合、電子制御ユニットの前記故障により、第1のポンプユニット101aと、前記冷媒の流れとは、入力軸8の比較的高い速度において切断されるだけである。] [0024] さらに、制御システムのこの配置は、電子制御ユニットが正しく機能している場合でさえも、切換え弁107の励起をスイッチオフする可能性を提供する。その結果、ポンプ流量制御弁105における前記圧力フィードバック手段は、これにより、制御ライン109を介して能動的にスイッチオンされ、したがって、前記冷媒の流れは、入力軸8の比較的高い速度において切断されるだけである。上で既に説明したように、後者は、ある作動条件において望ましい又は必要でさえある。] [0025] 図5は、液圧式制御システムの前記配置のための有利な択一例を形成する、トランスミッションの第4のかつ最後の実施形態を示している。図5に示された制御システムの配置は、この場合に冷却導管110及び前記故障時安全機能による冷媒の流れの制御が互いに独立して行われるという点を除いて、偶然にも図4に示された配置とほとんど同じである。この実施形態において、2つのプーリ圧力P1及びP2を制御するための3つの制御弁、すなわち、最も高いシステム圧力、つまりいわゆるライン圧力通路120におけるライン圧力PLを所望の値に調節するための第1の制御弁103と、一次プーリ圧力P1を所望の値に調節するための第2の制御弁102と、二次プーリ圧力P2を所望の値に調節するための第3の制御弁116とが設けられている。] 図4 図5 [0026] 2つのプーリ圧力制御弁102,116はこの場合ライン圧力弁103と液圧的に直列に提供されている。第3の制御弁116にはこの場合、クラッチ10への冷媒の流れを選択的にスイッチオン又はスイッチオフするためのスイッチ機能も設けられており、少なくとも前記初期加速の間の場合である、この第3の制御弁116が完全に開放している場合、これは、ライン圧力通路12と冷却導管110との間に液圧接続をも生じる。第3の制御弁116のこの位置において、二次プーリ圧力P2はライン圧力PLと等しく、ライン圧力PLは、所望の二次プーリ圧力P2のレベルに調節される。所望の一次プーリ圧力P1、ひいては所要のライン圧力PLが、所望の二次プーリ圧力P2よりも高くなるやいなや、第3の制御弁116は、減圧位置、すなわち制御位置を占め、この位置において、冷却ダクト110は、ライン圧力通路120から同時に切断され、前記冷媒の流れが中断される。] [0027] 図5に示された第3の制御弁116の正確な作動は、偶然にも上述のものよりも僅かに精巧であり、特に、これによって、前記冷媒の流れをより迅速に、すなわち一次圧力P1が二次圧力P2よりも高くなる前にさえ中断することが可能になった。このために、第3の制御弁116には、ばね119と、制御圧力通路118と、二次圧力P2及びライン圧力P1のための圧力フィードバック導管117とを有する弁制御手段が設けられている。ばね119及びライン圧力P1は、第3の弁116を前記完全に開放した位置に向かって押し付け、これに対して、制御圧力通路118における制御圧力と、二次圧力P2とは、逆方向で第3の弁に作用し、第3の弁116及び/又は圧力通路120と二次プーリ2との間の接続を閉鎖しようとする。] 図5 [0028] トランスミッションの作動時、この形式で設計された第3の弁116は、3つの位置及び/又は機能を有する。制御圧力が生ぜしめられないか又はとにかくこの制御圧力によって弁に加えられる力がばね119によって弁に加えられる力よりも小さい第1の位置において、弁116は完全に開放しており、ひいてはライン圧力通路120と冷却導管110との間に直接の液圧接続を提供する。この第1の位置において、二次プーリ圧力P2はさらにライン圧力PLと等しく、ひいては、既に上述のようにライン圧力弁103の作動によって調節される。第2の位置において、特定の制御圧力が生ぜしめられ、これにより加えられる力がばね力と等しく、弁116が、冷却導管110が閉鎖される制御位置を占める。この第2の位置において、二次プーリ圧力P2は一定の値だけライン圧力PLよりも小さく、二次プーリ圧力P2とライン圧力PLとの間の所定の圧力降下は、二次圧力P2によって加えられる力と、圧力フィードバック導管117によって第3の弁116に加えられるライン圧力P1との比によって決定される。この第2の位置において、所望の二次プーリ圧力P2は、依然として、二次プーリ圧力P2とライン圧力弁103との間の前記圧力降下を考慮して、ライン圧力弁103の作動によって調節される。第3の弁の第3の位置は、一次圧力P1が、二次圧力P2に所定の圧力降下を足したものよりも大きくなる場合に作動させられ、この第3の位置において、比較的大きな制御圧力が調節され、第3の弁116は、その時点で望まれている二次圧力P2を達成しかつ/又はこの二次圧力P2を、この場合は一次圧力P1によって決定されたより高いライン圧力レベルPLから引き出すために必要とされる圧力降下を生じる。] [0029] 液圧式制御システムのこの最後の特定の実施形態は、クラッチ10のために意図された冷却導管110における冷媒の流れが、有利には付加的な切換え弁(例えば図2に示された切換え弁112)を必要とすることなく、前記特定の制御圧力を選択的に加えることによって、望みに応じてスイッチオン及びスイッチオフされることができるという利点を有することが明らかである。これは、少なくとも前記初期加速の間の、少なくとも二次圧力P2が一次圧力P1よりも大きい限り、当てはまる。] 図2 [0030] 1,2プーリ、 4,5プーリディスク、 6,7プーリ軸、 8入力軸、 10クラッチ、 11 第1のクラッチエレメント、 12 第2のクラッチエレメント、 13,14 作動手段、 100媒体貯蔵部、 101ポンプ、 101a,101bポンプユニット、 102,103,104制御弁、 105ポンプ流量制御弁、 106 圧力フィードバック手段、 107切換え弁、 108制御ライン、 109 制御ライン、 110冷却導管、 111液圧制限部、 112切換弁、 113弁制御手段、 114液圧式制限部、 115 戻止め弁、 116 第3の制御弁、 117 圧力フィードバック導管、 118制御圧力通路、 119 ばね、 120圧力通路、 P1,P2プーリ圧力、PKクラッチ圧力]
权利要求:
請求項1 互いに駆動結合及び/又は切断されることができる入力軸(8)及び出力軸(6)を有する、液圧によって補助されるクラッチ(10)が設けられており、かつ、少なくとも媒体貯蔵部(100)と、ポンプ(101)と、クラッチを冷却するために該クラッチ(10)に液圧媒体の流れを供給するための液圧通路(110)とを有する液圧制御システムが設けられている、自動車のための連続可変トランスミッション等の自動トランスミッションを作動させる方法において、クラッチ(10)が完全に閉じられて該クラッチの入力軸(8)と出力軸(6)とが互いに堅く、すなわち入力軸と出力軸との間に回転速度の差若しくはクラッチの滑りが存在せずに駆動結合された場合に、クラッチ(10)への冷媒の流れが中断されることを特徴とする、自動トランスミッションを作動させる方法。 請求項2 クラッチ(10)が完全に切り離され、該クラッチの入力軸(8)と出力軸(6)とが完全に、すなわち入力軸と出力軸との間でトルクが伝達されないように切り離されると、クラッチ(10)への冷媒への流れが中断される、請求項1記載の方法。 請求項3 クラッチ(10)への冷媒の流れの大きさが、クラッチ(10)が作動させられる液圧(PK)のレベルと、クラッチの滑りのレベルとの積に関して調整される、請求項1又は2記載の方法。 請求項4 互いに駆動結合及び/又は切断されることができる入力軸(8)及び出力軸(6)を有する、液圧によって補助されるクラッチ(10)が設けられており、かつ、少なくとも媒体貯蔵部(100)と、ポンプ(101)と、クラッチを冷却するために該クラッチ(10)に液圧媒体の流れを供給するための液圧通路(110)とを有する液圧制御システムが設けられている、自動車のための連続可変トランスミッション等の自動トランスミッションにおいて、トランスミッション、少なくとも該トランスミッションの制御システムに、さらに、クラッチ(10)への冷媒の流れを中断させることができる手段が設けられていることを特徴とする、自動トランスミッション。 請求項5 トランスミッション、少なくとも該トランスミッションの制御システムが、前記冷媒の流れを選択的にオン又はオフに切り換えるための弁制御手段(113)が設けられた切換え弁(112)を有している、請求項4記載の自動トランスミッション。 請求項6 前記切換え弁(112)が、比例制御弁として設計されている、請求項5記載の自動トランスミッション。 請求項7 ポンプ(101)が、互いに並列に配置された2つのポンプユニット(101a,101b)を有しており、そのうち第1のポンプユニット(101a)が、切り離される及び/又はスイッチオフされることができ、前記液圧通路(110)が該第1のポンプユニット(101a)に接続されている、請求項4記載の自動トランスミッション。 請求項8 トランスミッション、少なくとも該トンランスミッションの制御システムが、それぞれライン圧力(PL)及び該ライン圧力から引き出されたプーリ圧力(P2)を制御するために、ライン圧力弁(103)とプーリ圧力制御弁(116)とを有しており、該プーリ圧力制御弁(116)に、前記冷媒の流れをオン又はオフに切り換えるための切換え機能も設けられている、請求項4記載の自動トランスミッション。 請求項9 前記プーリ圧力(P2)が前記ライン圧力(PL)と等しくなった場合、すなわちプーリ圧力制御弁(116)が完全に開いたならば、前記冷媒の流れがスイッチオンされ、かつ前記プーリ圧力(P2)が前記ライン圧力(PL)よりも小さくなった場合、すなわちプーリ圧力制御弁(116)の減圧位置において、スイッチオフされるように、前記プーリ圧力制御弁(116)が設計されている、請求項8記載の自動トランスミッション。 請求項10 前記プーリ圧力制御弁(116)に、少なくともばね(119)の形状の弁制御手段と、制御圧力通路(118)と、2つの圧力フィードバック導管(117)とが設けられており、該圧力フィードバック導管(117)によってそれぞれ前記プーリ圧力(P2)及び前記ライン圧力(P1)がこの弁(116)に作用し、前記ばね(119)及びライン圧力(P1)が弁(116)を該プーリ圧力制御弁(116)の前記完全に開いた位置の方向に駆動し、制御圧力通路(118)における制御圧力と、二次圧力(P2)とが、弁(116)をそれとは反対の方向に駆動する、請求項9記載の自動トランスミッション。
类似技术:
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